松阪ガイド https://matsusaka-guide.jp/entry/gojoban-yashiki
旧松坂御城番長屋(御城番屋敷)
松坂城跡のすぐ南、石畳の道をはさんで東西2棟が向かい合う武家長屋です。国の重要文化財としての登録名が「旧松坂御城番長屋」で、ふだんは「御城番屋敷」と呼ばれています。文久3年(1863)に建てられ、松坂城を警護した紀州藩士とその家族が住みました。西棟北端の1戸の中を無料で見学でき、映画『るろうに剣心 最終章 The Beginning』の松阪ロケ地でもあります。
江戸時代の終わりごろ、松坂城を警護する役目「御城番」に就いた40石取りの紀州藩士20人とその家族のために建てられた組屋敷です。1棟に複数の家が連なる長屋形式で、こうしたつくりの武家屋敷がまとまって残っている例は全国でも珍しく、松阪市は「現存する江戸時代の武家長屋でも最大規模を誇る貴重な建造物」と説明しています。
建物はいまも住まいとして使われています。 明治維新のあと、旧藩士の子孫が設立した苗秀社が維持・管理を続けてきました。石畳の両側にきれいに刈り込まれた槇垣が続く景色は、そこで暮らす人たちの手入れによって保たれているものです。
見どころ
道の両側に、東棟と西棟が向かい合って建っています。もとは20戸で、いまは東棟10戸・西棟9戸。1戸あたり間口5間・奥行5間が標準で、右手が土間、左手に8畳2間と6畳2間を田の字型に配し、玄関には式台を構えています。
中を見られるのは西棟北端の1戸だけです。平成2年(1990)4月に当時のかたちへ復元整備され、それ以来公開されています。
映画『るろうに剣心 最終章 The Beginning』の松阪ロケ地
この公開されている1戸が、映画『るろうに剣心 最終章 The Beginning』(2021年6月4日公開/監督:大友啓史)の撮影に使われました。 雪代巴が弟・雪代縁の寝姿を見守る場面が、ここで撮られています。
室内には撮影風景と劇中のシーンが展示されています。見学のついでにそのまま見られます。
「るろうに剣心」の実写映画は三重県内の各地でロケが行われていて、松阪市内ではここがその1か所です。
写真
文化財としての位置づけ
指定の内容
| 旧松坂御城番長屋 東棟・西棟 | 国指定重要文化財(平成16年〈2004〉12月10日指定) |
|---|---|
| 御城番屋敷 土蔵 | 三重県指定有形文化財(平成15年〈2003〉3月17日指定) |
| 建築年 | 文久3年(1863) |
| 構造 | 平屋建、桟瓦葺 |
指定を受けているのは東棟と西棟の2棟で、土蔵は棟とは別に県の指定です。案内板や地図では通称の「御城番屋敷」で示されていることが多く、どちらも同じ場所を指します。
見学するとき
出かける前に
- 内部を公開しているのは西棟北端の1戸で、それ以外は人が住んでいる住居です
- 公開時間は10時から16時、月曜日(祝日のときは翌日)と年末年始は休みです
- 入館料はかかりません
- 専用の駐車場はないので、車のときは無料の松阪市駐車場を使います
公開時間と休みは、松阪市観光インフォメーションサイトと松阪市観光協会の案内をもとにしています(2026年8月14日確認)。松阪市の御城番屋敷のページには公開日時の記載がないため、確実に中を見たいときは0598-26-5174へお問い合わせください。
まわり方
松阪駅からは徒歩約15分。バスなら「市民病院前」で降りて徒歩約3分です。
松阪公園(松坂城跡)の裏門跡から石段を下りるとすぐで、小津安二郎松阪記念館(松阪市立歴史民俗資料館2階)や鈴屋(本居宣長旧宅)も徒歩圏にあります。城跡の石垣、武家屋敷、資料館をまとめて歩けるのが、この一帯のいちばんの持ち味です。
関連する情報
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出典:松阪市公式サイト「御城番屋敷」「旧松坂御城番長屋 東棟・西棟、御城番屋敷 土蔵」、松阪市観光インフォメーションサイト、松阪市観光協会。ロケ地については観光三重(三重県観光連盟)取材レポート(2022年2月15日)およびシネマトゥデイ(2021年6月13日)(確認日:2026-08-14)
最終更新日:2026-08-14 - ページ管理番号:MG-EN-260814-PL-0003


