旧小津清左衛門家

江戸の大伝馬町で紙問屋を営んだ松阪商人・小津家の屋敷です。本町の通りに面して建ち、現存する建物群と蔵2棟は17世紀末期から19世紀中期にかけて順次建てられました。建物は三重県有形文化財、敷地は松阪市史跡に指定されています。いまは松阪歴史文化舎が公開しています。

松阪の商人が、なぜ「豪商」と呼ばれるのか。その答えがいちばんわかりやすく残っているのが、この屋敷です。

小津家は1653年、江戸の大伝馬町で「小津屋紙店」を開きました。 その後、隣に伊勢屋木綿店、向い側に大橋屋紙店を構えます。働いていたのは松阪周辺から雇い入れた110人余り。松阪に本拠を置いたまま、江戸に店を持つ「江戸店持ち」の商いです。

扱う紙は、地元産の深野紙をはじめ全国各地の紙の名産地から仕入れました。そして18世紀には、江戸で一番といわれる紙問屋になります。

建物

いま建っている建物群と蔵2棟は、17世紀末期から19世紀中期にかけて順次建てられたものです。ひとつの時代にまとめて建てたのではなく、商いの伸びに合わせて少しずつ足していった結果が、そのまま残っています。

もっとも大きかった19世紀末期には、主屋の北側に来客用の建物、東側に分家の建物があり、蔵は9棟ありました。

指定の内容

指定の内容
建物三重県有形文化財
敷地松阪市史跡
建築年代17世紀末期から19世紀中期(順次)

指定は建物と敷地で分かれています。 ひとまとめに「県の文化財」と呼ばれることもありますが、敷地のほうは市の史跡です。

見学するとき

出かける前に

  • 開館は9時から17時、入館は16時30分までです
  • 休みは水曜日(祝日のときは翌平日)と年末年始です
  • 入館料は一般200円、6歳以上18歳以下100円です
  • 旧長谷川治郎兵衛家との2館共通券、原田二郎旧宅を加えた3館共通券があります

同じ松阪歴史文化舎が運営する3館は歩いて回れる距離にあるので、2館・3館の共通券が用意されています。金額は変わることがあるため、公式サイトで確かめてから出かけると確実です。

開館時間・料金は変わることがあります

このページの開館時間・休館日・入館料は、松阪歴史文化舎の旧小津清左衛門家のページをもとにしています(2026年8月24日確認)。展示の内容も入れ替わることがあるため、確実に見たいものがあるときは0598-21-4331へお問い合わせください。

まわり方

松阪駅からは徒歩約10分。三重交通バスなら「本町」で降りて徒歩約2分です。

同じ本町の通り沿いに豪商ポケットパーク(三井家の屋敷跡)があり、松阪公園(松坂城跡)旧松坂御城番長屋(御城番屋敷)も徒歩圏です。商人の屋敷から城跡と武家屋敷までを一続きに歩けるのが、この一帯の持ち味です。

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