「本物の松阪牛」を知る ― 定義とトレーサビリティのしくみ

「本物の松阪牛」を知る ― 定義とトレーサビリティのしくみ

「松阪牛」はブランド名として知られていますが、実は登録・管理のしくみによって定義された牛です。この記事では、松阪牛の公式な定義と、一頭ずつ管理する「個体識別管理システム」のしくみを、はじめての方にも読めるように整理します。

松阪牛とはどんな牛か

松阪牛は、次の条件をすべて満たして出荷された、黒毛和種の未経産牛(子を産んでいないメス牛)で、松阪牛個体識別管理システムに登録された牛を指します。

  • 黒毛和種の未経産牛であること
  • 生後12か月齢までに松阪牛生産区域へ導入され、その後の移動も区域内に限られること
  • 生産区域内での肥育期間が最長かつ最終であること

つまり「松阪でとれた牛」ではなく、定められた生産区域で肥育され、個体識別管理システムに登録された牛が松阪牛です。

「特産松阪牛」とは

松阪牛の中でも、兵庫県産の子牛を生後12か月までに松阪牛生産区域へ導入し、900日以上の長期にわたって一頭ずつ肥育したものを「特産松阪牛」と呼びます。

個体識別管理システムのしくみ

松阪牛は、導入から出荷までの情報を一頭ごとに記録して管理しています。

  1. 生産区域へ導入

    条件を満たす子牛が松阪牛生産区域へ導入されます。

  2. 個体識別管理システムへ登録

    一頭ごとに登録され、識別番号で管理されます。

  3. 導入から出荷までデータ管理

    生年月日・血統・肥育農家・肥育日数などが記録されます。

  4. 証明書・シールに10桁番号を表示

    松阪牛証明書・松阪牛シールに10桁の個体識別番号が示されます。

  5. 利用者が番号を確認

    10桁番号を公式の照会先で入力すると、その牛の情報を確認できます。

お店で確認するときのポイント

  • 「松阪牛シール」「松阪牛証明書」があるかを見る
  • 10桁の個体識別番号が示されているかを確認する
  • 番号から公式の照会先で情報を確認する

よくある質問

松阪牛は松阪市内で生まれた牛のことですか?
生まれた場所ではなく、生産区域内への導入時期・肥育・登録などの条件で定義されます。子牛は他地域から導入される場合もあります。
生産区域はどこですか?
公式では2004年11月1日時点の旧22市町村を基準に定義し、現在では松阪市・明和町・多気町・玉城町・度会町・大台町の全域と、津市・伊勢市・大紀町の一部に相当すると案内されています。最新情報は公式の生産区域ページをご確認ください。
最新情報は公式でご確認ください

定義・生産区域・確認方法は更新される場合があります。行動の前に 松阪牛について(松阪市公式) でご確認ください。

公式情報・確認先

公式情報・確認先(松阪市公式)

掲載内容の訂正・更新・情報提供